2018/05/23

自然

久しぶりにアニメーションを作ってる。

ぜんぜんうまく作れない。
なにかを画面に置いてみるとそれまでのバランスがすべて崩れる。

意味、みたいなものがちゃんとないといけない。
見ている人にそれが伝わらなくてもいい。
自分の中のルールのようなもの。

うなりながら苦肉の策みたいに置いたものがすべての調和を取ってくれる時がある。
そこでやっと自分がしたかったことがわかる。
次の日に見ても疑問を感じなかったらそのシーンの強度はもう保障されている。

ずっと苦しい。
ふと友達の作ったものに勇気をもらったりする。
落ち込むことは少なくなった。
でもまだ落ち込む。


アニメーションを作るのはほんとに楽しい。
こんなに楽しいことは他にない。
アニメーションを作っているときだけ自分のことを考える。
自分のことを考えつづけるのは苦しいけれど、狂おしいくらいに楽しくて、自然だ。



アニメーションを作る。
それ以外にしたいことはなにもないです。



2018/05/01

体調

体調が悪い。


どこかの国の空港。そこから地下鉄で一駅のオフィス街。
背の高いビルが立ち並ぶ通りのすぐ横をドブ川が流れている。


「健康を…すこしで良いから…健康をめぐんでくだせぇ…!」


道行くサラリーマンに健康を乞う病人。
青ざめた顔。頬はやせこけ、自前のござに座りしかしそこから立ちあがる気配はない。


貧血だ。
血が足りない。
彼はもう何日も肉を口にしていない。


それならば肉を、いや、肉を買う金を乞えばいいのだが彼はそうしない。
頭に血が行っていないのだ。


「性欲の強そうな…30代中堅小太りデザインパーマ丸メガネの…あなたの健康をください…!」


そんなインターネットおもしろライターみたいな見た目の者の健康ですら欲しいと願ってしまうほどの体調。


彼を見ていると、これはいよいよ他人事ではないと我が身を案じる気持ちが生じてくる。
実際彼の存在のおかげでこの街の人間ドック受診率は他の街より7%高いという調べが出た。


政府の使いが彼にその事を報告しに行ったが、例のござの上に鳥の骨のようなものが散乱しているだけで
それきり彼の消息はつかめなくなったという。



体調が悪い。
バナナと素うどんでお腹を休めている。




2018/04/27

気分

色々なことをして気分を盛り上げてる。


iPad Proを買って絵を描いてみた。
すごいおもしろい。

これでいい、もう完全に。
買ってよかった。

部屋の掃除もしてる。
ダンボール6箱分くらい物を売った。
カメラも全部売ったから10万円くらいになった。

散歩したり家で一人でめちゃくちゃ飲んだり
CGについてアレコレ調べたりしてる。


そうやってアニメを作る気分を盛り上げてる。


自分にとって傑作だと思えるものしか作りたくない。
そういうことをするためだけに全体の人生を使いたい。

周りはぜんぶ真剣に関係ない。
そういうことを心から思えるまであと少し。


気分を盛り上げてる。
アニメを作りはじめたらとってもとっても楽しい。





2018/04/25

やさしい人としか話せない。


やさしい人の定義。
そんなことはどうでもいい。

少し話せばわかる。
話しててストレスがない。
あとから思い返して「よく考えたらすごい失礼なこと言われたな...」とかならない。
やさしい人。目がキレイ。

やさしい人はちゃんと自分のしたいことがわかってる。
だから日常生活で不用意に人の上に立とうとしない。
査定をしない。誇示しない。少しバカにして周囲からの目を下げさせない。


やさしい人。あなたはハシビロコウみたいに動かない。


やさしくない人。
これも少し話せばわかる。

歪んだ顔。黄ばんだ歯。
服や過去、実績、しぐさ、趣味、SNSでの立ち居振る舞い。
どんな角度からでもなにかを使ってバカにしてくる。
そうすることで相対的に自分が上がった気になるのだろう。

美大の大学院まで行って特にその分野の仕事をしていない人。
そんな人がやさしくなかったことがある。


やさしくない人は弱いのかもしれない。
やさしい人は弱さを知ってる。


男性に2人。
女性に1人。
友達だと断言できる人がいる。
好きでたまに飲むから友達と言いたい年上の人。
同じく自分を気にかけてくれるやさしい年上の人。
会えないときも元気でいてほしい。


数年前にやさしくない人とは(仕事のメリットがあったとしても)絶対に会わないことにした。
とてつもなく生活が楽になった。



オシャレ風な人は雰囲気だけで他人を圧倒しようとしてないか?
警戒を怠ってはいけない。







2018/04/23

真水

久しぶりにCGに触れる。


CGはすごい。
CGは最高だ。

自分が思ったものも頑張れば作れるし
思ってなかったものが思わずできることもある。


肉じゃがをつくろうとしたらあさりの酒蒸しができていた。
CGだったらそんなことも起こりうる。

インスタにオシャレな感じで映画ポスターをアップして「美しいものを観た…」などと書いていた人が
接してみたらドブに突っ込んだ握りこぶしくらい薄汚い人間だったことがある。
それもCGならうれしい誤算。


しみじみ、これはとても楽しいことだと感じ入った。


これを続ける。
そのためにどうすればいいかを考える。

アニメーションなんて独自を突き詰め続ける制作をしているのに
カルチャーのどこかに居場所を見つけないと存在できないなんて窮屈で嫌だ。



今朝は一日も楽しい日がなかった高校時代の夢を見た。
真水にほうり込まれた魚みたいな顔をしたまま布団からしばらく出れなかった。